いっき 〜クソゲーの起源になった偉大なるゲーム〜
『いっき』は当時小学生だった管理人が、タイトルの意味も分からず近くの中古屋にて購入しました。設定としては、農民「ごんべ」(2プレイの場合は2P側が「たご」)が悪代官の屋敷に乗り込むという内容です。
ただし、悪代官の屋敷に乗り込むまでの雑魚キャラがなぜか「忍者」という良く分からない設定です(笑)
『いっき』を初めてプレイしてた頃は、その言葉の意味が分からずただひたすら遊んでましたが、学校で日本史を習いその意味(一揆)が分かると、途端にこのゲームが面白く感じるようになりました。
仲の良かったクラスメートとは「ひとりで一揆(いっき)起こすって(笑)」とか話してましたね。
それでもゲーム内容自体は面白かったと思います。というのは、当時アクションゲームといえば横スクロールが多かったと思うのですが、『いっき』は八方向に動くことが出来るゲームで、それが管理人にとっては新鮮に思えていたからです。
もちろん、そのようなシステムは他のゲームでもありましたが、主流は横スクロールだったと思います。
ちなみに、現在も使われる「クソゲー」という言葉ですが、当時イラストレーターのみうらじゅん氏が『いっき』を評するときに使用(同氏は「一揆は一人や二人でするものではない」と評しました)したのが始まりとされています。管理人も『いっき』は「クソゲー」だと思います。
ですが、管理人にとって「クソゲー」とは2種類あります。「愛すべきクソゲー」と「駄作」に分類するのですが、『いっき』はもちろん「愛すべきクソゲー」です。
余談ですが、『いっき』を発売したサンソフトですが、のちに『かんしゃく玉投げカン太郎の東海道五十三次(ファミコン)』『水戸黄門(ファミコン)』『弁慶外伝(PCエンジン)』といった時代劇ものをリリースしています。