レトロゲームと現代のゲーム
ファミコン全盛期を生きてきた人にとって、現代のゲーム(PS3やWii)は訳が分からない、身も蓋もない言い方をすれば「つまらない」と感じる人が多いのではないでしょうか?管理人も正にそういう人間です。
ですがそれは、
レトロゲーム=面白い
現代のゲーム=つまらない
という単純なものではありません。逆に、今の若い世代(例えば初めて遊んだゲーム機がPS3というような世代)からしてみれば、ファミコン時代のゲームはビジュアルが酷過ぎて、そもそも遊ぶ気にもならないというような感覚になるかもしれません。
それは、育ってきた環境が違うからでありどちらかの言い分が一方的に正しいという事ではないと思います。
レトロゲームにはレトロゲームの、現代のゲームには現代のゲームの良さがそれぞれあるのだと考えています。
実際に、現代のゲームはオンライン化が進みファミコン時代とは違ったステージにあります。ファミコン時代とはゲームの楽しみ方が少し変わった、あるいは選択肢が増えたと考えて良いのではないでしょうか。
レトロゲームのここが面白い!!!
これは管理人が当時を振り返って管理人なりの意見を述べたいと思います。
ファミコン時代を生きてきた方ならお分かり頂けると思いますが、ファミコンはビジュアルがしょぼいです(笑)ただし、それは今振り返ったらという話であり、当時はドット絵で描かれたそのしょぼいビジュアルに夢中になっていたのです。
「ゲームは1日1時間」という名言が生まれ、親に怒られながらもなぜあれほどまでに夢中になったのか?
それは
『ゲームは疑似体験である』
という事に集約されるのではないでしょうか?
・剣と魔法の世界で自分が勇者になり魔王を倒す
・プロ野球選手になって特大のホームランを打つ
・秘宝を求めて地底の洞窟へ冒険に行く
そんな非日常を体験することが出来ることこそ、ゲームの素晴らしさだと管理人は思っています。そしてそれは、当時のファミコン(ぎりスーファミまで)だったからこそリアルに体験できたのだと思います。
固有名詞を出すと例えばドラクエ。初代ドラクエは勇者が常に正面を向いており、誰かに話しかけるときは東西南北を選んでから話すという、今思えば笑うしかないシステムでした。それでもローラ姫を救出した時は胸をなでおろし、竜王の変身に恐怖しそれでも渾身の力を込めてロトの剣を竜王に振り下ろし世界の平和を守ったのです。
ビジュアルは確かに酷いです。でも、管理人の頭の中は物凄いことになっていたんです(笑)過酷な冒険の中で傷つきながらも世界平和のために1人で戦う孤高の勇者。ビジュアルが酷いからこそ想像力が掻き立てられ、ハリウッド映画よりも迫力満点の世界を旅していたのです。
ビジュアルが酷いからこそ想像力が自然と掻き立てられ、ゲームの世界の中へとより深く入り込むことが出来た。
だからこそ当時ファミコンに夢中になれたのかなぁと思っています。