ベースボール 〜ファミコン用野球ゲームの元祖〜
初の野球ゲームだからと言って馬鹿にすることなかれ。打って、走って、守ってという後の野球ゲームの基礎を築いたのは間違いなくこの作品です。
変化球も投げられますし、牽制球までちゃんとあるんです(笑)
BGMがほとんど無いので、プレイ中(特に夜中親の目を盗んで暗い部屋で一人遊んでいる時)は、若干寂しさが無くもないですが当時野球少年だった管理人にとっては、それでも十分でした。
守備側の選手の足がやけに遅い(外野に抜けると簡単に長打になる)のにはかなりイライラしていましたが(笑)
あの”デケデケッ”という守備側が走る時の効果音は、自分が守っていると余計イライラさせてくれる要素で、「もっと早く走れよ!」と文句を言いながらボールを追いかけていました。凄く懐かしいです。
でも今思うと足が遅い代わりに、外野のフェンスからホームベースまでノーバウンドで返球するほどの強肩ぶりでした。ですから、これはこれでバランスがとれていたんですね。
それに、当時の野球ゲームは圧倒的に打者有利の設定になっていましたから、守備が酷くて少々点取られるくらい何ともなかったわけです。
最近は地上波で野球中継がほとんど有りませんが、当時は毎日のように野球中継(巨人戦)があった時代です。熱狂的な巨人ファンの管理人は、野球中継が終わると、興奮して野球ゲームを遊んだものです。
さて、ベースボールの後たくさんの野球ゲームが発売されることとなります。『ファミリースタジアムシリーズ(ナムコ)』、『究極ハリキリスタジアムシリーズ(タイトー)』、『甲子園(魔法)』、『燃えろ!!プロ野球シリーズ(ジャレコ)』等々様々な野球ゲームの良作が発売されましたが、任天堂のベースボールはその先駆けとなった存在と言って良いでしょう。